WORKS

導入事例

特別養護老人ホーム みんなと暮らす町さま

2022/07/01

特別養護老人ホーム みんなと暮らす町

みんなと暮らす町 × ロゴ:コミューン

「聴こえやすさ」は、
心にも身体にもポジティブな変化を。

「聴こえの改善によって、できなかったことができるようになった」「会話がスムーズになり笑顔が増えた」。そう声を弾ませるのは特別養護老人ホーム「みんなと暮らす町」の遠藤敏行さん。
comuoonが入居者のみなさまにどんな変化をもたらしたのか。お話をうかがいました。

社会福祉法人 照陽会
特別養護老人ホーム みんなと暮らす町

機能訓練指導員

遠藤 敏行さま

導入シーン 特別養護老人ホームの入居者の機能訓練
導入機器 comuoon mobile
導入時期 2019年1月から

導入前

聴こえづらさが訓練の効率を下げていた。

耳元で大声をあげなければ指示が伝わらなかった。

正しい動きができないことで、訓練の質も低下していた。

導入後

適切な訓練ができるようになった。

一度で指示内容が伝わるため、訓練の効率が高まった。

入居者の交流が活発になり、笑顔が増えた。

今までできなかった動きが、
できるようになった。

どのような場面でcomuoonを使っていますか?

遠藤:機能訓練の場で使っています。
筋力や関節の可動域を維持するために、私たちの声かけに合わせて、入居者さんにさまざまな動作をしていただきます。
ここで「こう動いてほしい」という指示内容がきちんと伝わらなければ、訓練になりません。
また、足先の訓練は耳元から遠いため、大声でも聴こえていない時もありました。
そうすると、どうしても怒鳴っているように見えたり、
訓練中にコミュニケーションが取りにくかったりとお互いにとってストレスになってしまうことも少なくありませんでした。

comuoonを導入したことで、そういった状況は改善されましたか。

遠藤:はい。離れた場所から声をかけても一度で伝わるので、訓練の効率が高まりました。
ひとつひとつの動作にかかる時間も減ったため、同じ時間内でより多くの部位を訓練できます。
以前は私の声かけに反応してくれず、手を添えなければ訓練できなかった方が、声に合わせて自主的に動いてくれるようになったのも嬉しい変化です。
やはり自分の力だけで身体を動かすと、効果が違いますからね。
「親指と人差し指を合わせて」といった細かな指示が多い手先の訓練も、スムーズに行える方が増えました。

私たちは声かけに対する反応を見て、認知症の進行度合いをチェックしますが、
以前は聴こえづらいだけなのか、認知症なのかを判断しきれないことも少なくありませんでした。
comuoonの導入によって、それまで認知症と思われていた入居者の方でも、それまでになくしっかりと受け答えをされる事例もありました。

特別養護老人ホーム みんなと暮らす町

特別養護老人ホーム みんなと暮らす町

笑顔のコミュニケーションが増えた。

機能訓練以外でcomuoonを使うことはありますか?

遠藤:体操をはじめとした大人数でのレクリエーションでもcomuoonを使っています。
以前は私の声が聴こえず、うまく動けない方が少なくありませんでした。
機能訓練のときは「どう動けばいいの?」と聞き返してくる方でも、「聴こえないことを悟られたくない」というプライドから、聞き返せない方が多い。
comuoonを導入したことで、こうした状況が一変。
みなさんの動きが、格段に良くなりました。
一対一だけでなく、一対多にも有効なのはcomuoonの長所ですね。

訓練以外の面で、入居者の方にポジティブな変化はありましたか?

遠藤:入居者のみなさまに笑顔が増えました。何よりも嬉しいのがこれです。
私たち職員との会話のキャッチボールが自然になりました。積極的にコミュニケーションをとる方も増えています。
入居者同士の交流も活発になっています。以前は、聴こえないゆえの居心地の悪さから、レクリエーションへの参加をためらう方がいました。
そのまま居室にこもってしまうと、認知機能の低下などを招きかねません。
今はcomuoonのおかげで誰もがレクリエーションに参加するので、自然と会話も増えています。
みなさまにとって、とても良い刺激になっているはずです。

特別養護老人ホーム みんなと暮らす町

特別養護老人ホーム みんなと暮らす町

操作が簡単で、コンパクト。
だから活用しやすい。

comuoonの使い心地はいかがですか?

遠藤:とても使いやすいですね。comuoon mobileはコンパクトな上にワイヤレス。
聴こえにくそうな方がいたら、さっと向きを調整できます。
ひとりひとりの居室へ持ち運びやすいのも助かります。シンプルで控えめなデザインなのもポイントです。
これが大きくて目立つようだと、気になって訓練に集中できなくなりそうですからね。

今後はcomuoonをどう活用していきたいですか。

遠藤:機能訓練やレクリエーション以外でも活用していきたいですね。
たとえば家族の方が訪ねてきた際、居室にcomuoonがあれば、よりスムーズにコミュニケーションできそうです。
その他にも栄養士、相談員等、多くの職種でより入居者ご本人の意向を引き出したい様々な場面でとても有効なツールとなりそうです。

最近は、職員からも「どんな効果がある?」と尋ねられることが増えました。
comuoonの魅力を周知し、より多くのシーンで使ってもらえるように促したいですね。
それによって入居者のみなさまの笑顔はもっと増やせるでしょう。

みんなと暮らす町さまWEBサイト

導入事例で使用している製品

comuoon mobile

comuoon mobile

電源がない場所でも使用できるバッテリータイプのコミューンです。

comuoon mobile